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音大生内定者が語る、音大生のための就活ノウハウ「自己分析」

 
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桐朋学園大学ピアノ専攻四年生 ミュジキャリ一期生として就活をしていました。 最近エヴァンゲリオンにハマっています。 見ていた業界は、鉄道と不動産デベロッパーです。

「就活をしているけどやり方に不安がある」「音大だと情報が少ない」など悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

自己分析、ES対策、志望動機、面接対策…などなど様々なやるべきことがありますが、今回は「音大生の自己分析」に特化してノウハウをお伝えします。

自己分析ってなに?自己分析のやり方がわからない…自己分析の目的は?と思っている方は是非読んでみてください♪

音大生の就活における自己分析とは?

言葉の通り自分を分析することで、自分という人間がどんな人かを説明するために行います。
音大生の場合だと、長い間向き合ってきた音楽を通して培われた自分の価値観や、成長経験、成功体験などと向き合う就活生が多いです。

就活では、自分の良さ・自分らしさを誰よりも理解した上で分かりやすく説明し、この子を採用したい!と思ってもらう必要があります(それがESと面接です)。

徹底した自己分析こそ、内定の鍵なのです。

音大生就活の自己分析のポイント

ポイントは、自分の強みを見つけるのではなく、「強みが伝わる自分らしさ」を見つけることです。

「私は継続力のある人間です!!」と伝える人と、「私は毎日早起きして部屋を掃除し、30 分ランニングをしています。」と伝える人がいたら、後者のほうが人柄やその人らしさが想像できますよね?

このような「強みが伝わる自分らしさ」が表れているエピソードを見つけ、自分らしさをしっかり語れるようになることが大切です。

音大生でいえば、「音楽を頑張ってきたこと」ではなく「どう音楽を頑張ってきたのか?」「なぜ音楽をがんばったこられたのか?」を伝える必要があります。

それを見つけられる質問50個を最後に掲載しているので、記事を読み終えたら実際にやってみましょう。

 

なぜ音大生にとって自己分析が重要か?

音大→ 一般就職の場合は、今まで続けてきた音楽の世界とは違う新たな世界に行くからこそ、自己分析を通じて”自分にとって働きやすい環境とは何か?”を深く考えないとやりがいを持って働くことができないからです。

 

これまでの人生で少なからず心のどこかで”演奏家になりたい”先生になりたい!”という夢を持って音楽に捧げてきた音大生にとって、就職活動は「一般的な新卒就活」というより「転職活動」と少し似ているので、普通の大学生と比べると就活において自己分析の重みが違います。

 

自己分析を怠ってなんとなく就職してしまうと、音楽への悔いが残ったまま中途半端な気持ちで働くことになってしまう可能性があります。
それだと、折角音楽から別の世界への挑戦を選んだにも関わらず、その決断を活かしきれないことがもったいないですよね。

大企業だから、有名な企業だから、給料が良いからという表面的な情報だけで企業選びをするのではなくて、「○○な自分になりたいからその手段としてこの会社で△△な働き方をしたい!」これくらい具体的な部分まで自己分析を落とし込めると、幸せに働ける環境を見つけられますし就活も有利に進めることができます!

早速自己分析をやってみよう!

自己分析のポイントをお伝えしましたが、「そもそもまだ就活に着手していない…」「就活本の自己分析だけだと不十分」という方は多いと思います。

そこで、音大・音楽系学部生向けに特化した自己分析の質問50選をご用意しました! 面接でもESでも、「音楽を頑張ってきたこと」よりも「どう音楽を頑張ってきたか」「なぜ頑張ってこれたのか」を企業は知りたがっています。
それを見つけられるような質問を50選厳選しています。就活の進み具合に関係なく自己分析を深められる質問になっています。

ここに載っている50問をノートに書いて、答えも自分で書いてみましょう!全てやり終える頃には、自分のモチベーションや価値観の共通点=自分らしさが見つかります!

<音大生内定者の実際の自己分析ノート>

 

音大生内定者の実際の自己分析ノート

「質問→結論&事実の羅列→発見を書いたり言い換えたりする」という流れで自己分析を行っていました。(メモの魔力という自己分析の本を参考に、自己分析ノートを書いていました。良い本なので是非買ってみて参考にしてください)
以下の質問を、ノートに書いて自己分析を深めましょう!

音大生向け自己分析の質問50

①いつから楽器/音楽を始めた?
②始めたきっかけは?
③いつから本格的に音楽をやり始めた?きっかけは?
④↑それは何故?
⑤音楽の道に進むと決めたのはいつ?
⑥↑なぜそう決めた?
⑦.尊敬している人は?
⑧上記の人のような人間を尊敬するようになったのは何故?
⑨音楽で一番辛かったことは?
⑩↑その時どんな気持ちで頑張った(乗り越えた)?
⑪音楽で一番悔しかったことは?
⑫↑その時どんな気持ちで頑張った(乗り越えた)?
⑬いちばん音楽を頑張っていた時期はいつ?
⑭↑何を、どれぐらい頑張った?
⑮↑どんな工夫をした?
⑯音楽において一番やりがいを感じた瞬間は?
⑰↑なぜやりがいを感じた?
⑱音楽でどう褒められると嬉しい?
⑲↑それはなぜ?
⑳音楽で一番結果が出たのはいつ?(何?)
21.↑なぜ結果が出たと思う?
㉒↑具体的にどう取り組んだ?
㉓音楽で一番他者に貢献したことはなに?
㉔↑それは何故貢献できた?
㉕↑具体的にどう貢献したのか?
㉖音楽以外で一番頑張ったことは何か?
㉗↑なぜ頑張れた?
㉘複数人で音楽に取り組んだ経験はあるか?
㉙↑どんな苦労があった?
㉚↑あなたはどう貢献した?
㉛音楽を辞めたくなったことはあるか?
㉜↑それは何故か?
㉝↑なぜ続けられたのか?
㉞自分の理想の働き方は?(小、中、高、大学時代それぞれ全て振り返る)
㉟↑(それぞれに対して)それは何故?
㊱.自分の内面を形造るにあたって欠かせない3つの出来事は?(例:小学2年〇〇があった、中学3年〇〇を頑張っていた時期、高校2年:〇〇だった時)
㊲↑3つそれぞれの理由と背景は?
㊳一番やりがいを感じた瞬間は?(小、中、高、大学生時代全て振り返る)
㊴↑(それぞれに対して)それは何故?
㊵友達が知らない、あなたの意外な一面は?
㊶一番譲れない価値観は?
㊷いつから就活をしようと思った?
㊸なぜ就活をしようと思った?
㊹.就活をするにあたって葛藤はあったのか?
㊺↑それをどう乗り越えた?
㊻↑今は就活に対して(音楽以外の道に進むことに対して)どう考えているのか ?
㊼楽器は続けるのか?
㊽↑(続けるでも続けないでも)それはなぜ?
㊾興味を持っている業界があれば、なぜ興味を持っているのか?
㊿音楽の経験は志望企業の業務でどう活きる?(具体的なエピソードも知りたい)

以上の50問です!難しい質問もあると思いますが最終面接でも活かされるような質問が沢山あるので、是非最後までやり切ってみてください!しっかりとやり切った後では、面接など実際の就活の際に手応えが全く違いますよ♪

ミュジキャリでは、音大・音楽系学部の学生に特化した就職支援を完全無料で行っています。本記事の筆者も、ミュジキャリを利用して就職活動を行い、納得内定を頂きました。就活をすると決めている方はもちろん、進路に悩んでいる方も是非下記からメンバー登録してみてください♪

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桐朋学園大学ピアノ専攻四年生 ミュジキャリ一期生として就活をしていました。 最近エヴァンゲリオンにハマっています。 見ていた業界は、鉄道と不動産デベロッパーです。

記事監修
白鳥さゆり

国立大学音楽系学部を卒業後、新卒でリクルートキャリアに入社。3年目で社内最年少のリーダーになり、MVPなどの表彰も複数回受賞。2012年、リクルートで働く傍ら出場した東京国際ピアノコンクールにて優勝。2016年の夏に独立し、音大生キャリアの専門家として全国の音大で講演をしながら、個別でキャリア相談に乗るなどの活動を行う。