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【音大卒業後の既卒就職のリアル】前編:キャリアの葛藤と内定獲得までの道のり

 
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こんにちは!音大生就活支援サービス「ミュジキャリ」編集部のなつぼっくりです。

今回お届けするのは、ミュジキャリで音大生・音大卒業生の面談を担当している、白井万椰さんへのインタビュー記事前編です♪(後編はこちら

音大を卒業後、3年間の留学を経て就職を選んだ白井さん。そこにはどのような思いや考えがあったのでしょうか?早速聞いてみようと思います!

白井さんの自己紹介

なつぼっくり:こんにちは!本日はお願いします。

白井:お願いします!

なつぼっくり:白井さんは、音大を出て留学した後に就職を決められたということで、本日は就活についての体験をお伺いしたいです。音大生はこれまで音楽を頑張ってきたからこそ、就職を考えても実際に行動するかとても迷うと思うんですよね。

そして就職先が決まっている私もそうですが、「これまでの音楽漬けの生活が変わる」ことにも不安を感じています。今日は、そういった気持ちを乗り越えて就職という道を選ばれた白井さんに、沢山お話をお伺いしたいと思います!最初に簡単に自己紹介をお願いできますか?

白井はい!改めまして白井です。私は関西の音楽系大学を卒業した後、新卒では就職せずに、フランスに留学しました。3年後帰国してベンチャー企業の立ち上げ時期に企画職で就職しますが潰れてしまいました。その後リクルートに入り、主に転職希望の方の就職サポートを行っていました。

会社員をしながら、コンクール出場・コンサート出演を続けています。2017年の日本演奏家コンクールでは第1位を受賞しました。ずっと仕事と音楽を両立させてきて、2021年7月にRENEW株式会社へ入社しました。現在は主にキャリアアドバイザーを務めています。

なつぼっくり:華々しい経歴ですね!最初にお伺いしたいのが、「どうして就職しようと思ったのか?」ということです。留学までされたのであれば、帰国後は演奏家として活動していくのが普通なのかなと思って…

白井:理由は3つあります。1つ目は留学をして、演奏家として自立して生活していくことの難しさを痛感したことです。2つ目は、人生一度きりなので音楽以外のことも学んで、日本人として広く日本の社会について学びたいな と感じたことことです。3つ目は、音楽業界に貢献できる存在になりたいと思ったことです。

なつぼっくり:なるほど、「自立したい・社会について学びたい・音楽業界に貢献したい」の3つから就職しようと思われたんですね。留学する前に、就職することは考えられていましたか?

白井:全く考えてなかったです!当時は「とにかく勉強したい!音楽について研究したい!」という気持ちが強かったので、もうその後についてはその時考えようという感じで。かなり行き当たりばったりでしたね…

なつぼっくり:留学をして様々な経験を経たからこそ「就職したい!」と思われるようになったのですね。

就職することに迷いはありませんでしたか?

なつぼっくり:私だったら「留学までしたのに…」と進路ですごく悩みそうです…実際、就職することに対して悩みや迷いはなかったのですか?

白井めっちゃ悩みましたよ!留学を終えてから、どうしようか迷ってたんですよね。当時はドイツにも行こうかな、とかフランスに戻ろうかな、とか色々考えていました。

すぐに決めることはできなかったのですが、日本に帰って色々な人にも相談していく中で、自分自身が将来的に「社会人として経験を積んで音楽に関して貢献したい!」という気持ちが強くなり、最終的に就職を決めました。

なつぼっくり:相談することで、自分の考えがはっきりしてきそうですね。音楽だけを極める道から進路を変更することに、葛藤はありませんでしたか?

白井葛藤はありましたね。それまでピアノをずっとやってきて、ここまで積み上げてきた時間や手間、そして家族にかけてもらったお金を考えると、勇気が必要でした。周りからの期待や、「もったいないよ!」みたいなこともすごく言われたので…それでも最後は、先ほど話したような考えになって、「就職しよう!」と決めました。

先生や家族の反応はどうでしたか?

なつぼっくり:「もったいないよ!」みたいな反応もあったとのことですが、音大生って就職することに対して、お金をかけてくれた親や、ずっと指導してくださった先生方の反応ってとても気になると思うんですよね。実際、白井さんの場合どうでしたか?

白井:両親に関しては、自分のやりたいことを理解してくれました。「音楽はできるなら続けてほしい」という風には言われましたね。最終的に「自分で決めたことなら」と応援はしてくれました

ただ「そんなにバリバリ働くんじゃなくて音楽と両立できる楽な仕事が良いんじゃない?」とは言われていました。でも、頑張っていることを知ってくれていたからか、最近は言われなくなりました(笑)

なつぼっくり:先生についてはどうでしたか?私は内定をもらってからも、中々先生に報告できませんでした…

白井:先生に関してはやっぱり反対されました。普通は留学から帰ってきたら日本で名前を売るために、どういう風にピアニスト人生を築くのかにを考えていくべきなので、「何を考えているの!?」という感じでした。

ただ、就職してから演奏会に呼んで頂けたりと、ご理解頂き現在は有り難いことに応援して頂いています。

なつぼっくり:良い関係ですね!周りの音大生を見ていても、自分の考えをしっかり持って行動していれば、初めは理解されなくても、だんだん応援してもらえるようになるものなんだな、と感じました。

就活はどんな感じで行っていましたか?

なつぼっくり:家族が応援してくれたとはいえ、何も知らないところからの就活は本当に大変だったのではないでしょうか…どうやって活動していましたか?

白井:「就職ってどうやるの?」と全く何も知らない状態で、3社くらいエージェントに相談に行きました。そこで様々な企業を紹介してもらい、受けられるところは全部受ける!という感じでやっていました。

なつぼっくり:スケジュールで言うとどんな感じだったのでしょうか?

白井:日本に帰国したのが、2016年の12月でしばらく進路には迷っていました。高校で非常勤のピアノ講師をしながら、2017年の5~6月に就職活動することを決意しました。そこから活動を初めて2017年の8月に入社し、社会人生活を始めました。

なつぼっくり:2~3ヶ月で決まるのって中々早いですね!?

白井:悩んでいる期間は長かったですが、実際に動き出すと結果が出るのは早かったです!

なつぼっくり:すごい…きっと大変なこともあったかと思うのですが、どういう点が大変でしたか?

白井:この点で困った…という具体的なことはなかったです。それよりは、「これまで音楽しかやっていなくて、本当に就職できるかな?」という漠然とした不安がとても強かったです。

なつぼっくり:確かに、私も就活を始めた時は「これまで音楽しかやっていなくて、面接で評価なんてしてもらえるのかな…」と不安な気持ちでいっぱいでした。白井さんは、どうやってその気持ちと向き合いましたか?

白井:何も分からなかったので「面接ってどんなこと聞かれるのかな?」みたいな感じで調べて、答えを書き出して準備するようにしました。後は、自分で録音して「どういう風に話したら伝わるか?」と考えて練り直すなど、練習を繰り返しました。分からなくて不安な中でも、できることを全力でやるようにしました。

なつぼっくり:分からないことは調べる、自分がどう映っているか客観的に確認する…それって音楽を学ぶ上で求められることと全く一緒ですね!今の白井さんのお話を聞いて、不安な気持ちをなくすためには、「ほんの少しでも自分のできることを実行していく」以外方法はないのだな、と思いました…!

まとめ

音大卒業後、留学を経て就職。大手企業に勤めながらコンクールでも優勝、という華々しい経歴をお持ちの白井さん。経歴だけだと「すごい人!」という印象がありますが、そんな白井さんも、悩みや葛藤を抱えながら少しずつ行動を続けて道を切り拓かれてきたのだな、と思いました。

そしてそんな白井さんだからこそ、現在、音大生ひとりひとりに寄り添ったキャリアアドバイザーとしてご活躍されているんだな、とも感じました…!

今回は就活経験について語って頂きましたが、次回は実際に就職した後のお話を聞いてみようと思います!努力の末に内定を獲得された白井さんは、どんな仕事をしてどういう風に音楽を続けられてきたのでしょうか…?後編記事を楽しみにしていて下さいね♪

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