ポイントは「1人で就活対策をしないこと!」 ~音大生の就活体験談 vol. 12~
こんにちは!音大生就活支援サービス「ミュジキャリ」編集部のなつぼっくりです。
今回は、就活を終えた国立音楽大学の4年生にインタビューを行いました!
「音大からどうやって就職するの…?」「どうやって志望業界を見つけるの…?」など、就活に関して悩みや不安がある方も多いのではないでしょうか?
そんな皆さんに読んで頂きたい記事です(^^)
自己紹介
なつぼっくり:こんにちは!本日は、お忙しい中ありがとうございます。簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか?
澁澤さん:国立音楽大学でピアノを専攻している澁澤香菜子です。大学卒業後は、情報・通信業界の大手企業に就職します。
なつぼっくり:ありがとうございます!本日は、就活についてお伺いしていきたいと思います。宜しくお願いします!
就活を始めた時期・理由
なつぼっくり:就活を始めた時期はいつくらいですか?また、就活を始められた理由もお伺いしたいです。
澁澤さん:就活を始めたのは、3年生の8月です。3年の4月くらいには、友達が卒業後の進路について話すようになり、私も本格的に考え始めました。教職を履修していたため、当時は音楽の教員かピアノ講師になることを考えていました。
そんな時に、他大学のインカレサークルに入っている友人が、一般大学の方に影響を受けて就活を考え出したのを見て、「音楽に関する仕事をする以外に、一般企業に就職するという選択肢もあるんだ!」と知りました。
なつぼっくり:なるほど…!いくつかの選択肢の中で、最終的に就職を決められた理由はなんでしょうか?
澁澤さん:もともと「経済的に自立したい」という思いが強かったためです。また、幼稚園から大学まで音大だったため、音楽以外のことに挑戦してみたいと思い、就職を決めました。
大学でピアノ指導の方法について学んできたため、ピアノ講師の道も考えましたが、「ピアノの先生は今じゃなくてもできる!」と思い、まずは就職することにしました。将来的に自分でピアノ教室を開くのも良いなと考えています!
なつぼっくり:音楽以外の世界で視野をより広げられてから、音楽の世界に戻っていくのも素敵なことですね…!
業界・入社先の決め方
なつぼっくり:就活を始められてからどのように業界を絞っていきましたか?
澁澤さん:初めはよく分からないので、不動産、ウェディング、人材など、なんとなく興味を持った業界の夏のインターンを受けて、合うか合わないか判断しました。就活を続けているうちに、「若手から裁量を持って働けるか」「風通しの良い環境か」という2つが就活の軸になっていき、企業を絞るようになりました。
なつぼっくり:その2つになったのはなぜでしょうか?
澁澤さん:元々バリバリ働く人に憧れていたこともあり、年齢等関係なく挑戦できる環境が良いと思いました。
また、自分の過去を振り返ってみると、「他の人とコミュニケーションを取っていたから、良い音楽をつくることができていた」ということに気がつきました。今後の人生においても、コミュニケーションを取って、自分の殻を破ることにやりがいを感じると考え、「風通しの良い環境か」というのを重視していました!
なつぼっくり:過去の経験から、自分にとって大切な価値観を見つけられたんですね!入社先は人材業界ではなく、通信業界とのことですが、どういう経緯で入社を決められたのでしょうか?
澁澤さん:通信業界自体はあまり見ていなくて…入社先に出会ったのは偶然でした。
最初はミュジキャリに21卒の先輩が登壇されている説明会で、知っている先輩が入社予定とのことで、調べ始めました。企業理念に共感し、説明会に行った後も「ここに行きたい!」という思いが強くなり、第1志望になりました。
なつぼっくり:ミュジキャリがきっかけだったんですね!どのようなところが自分に合っていると思いましたか?
澁澤さん:商材の数が多く、自分の視野や知識の幅が広がると思った点です。100種類以上あり、2ヶ月に1回は新商材を取り扱うという点が良いなと思いました。
また、説明会や選考を通して、若手から裁量権をもって働け、自分の可能性や成長を信じて任せてもらえる環境が整っていると感じた為です。
なつぼっくり:業界に縛られずに、自分の軸に合う企業を見つけることができたんですね!
音大生の就活について思うこと
なつぼっくり:就活では、どんなエピソードをお話されましたか?
澁澤さん:ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)では、同期6人で演奏団体を立ち上げて、文化祭や演奏会での企画・運営、集客に努めたエピソードを話しました。
具体的に、初めての演奏会では80人のお客様のうち半分は出演者の知り合いで、身内以外の人を集められるよう対策を練った時の経験を具体的に話しました。
なつぼっくり:「音大生!」という感じのエピソードですね。選考で話す時に気をつけたことはありましたか?
澁澤さん:わかりやすく言語化することです。相手に音大生の常識があれば伝わるけれど、それがないと頑張りが伝わりづらいと感じることもありました。
なつぼっくり:頑張りが伝わりづらい、というのはどういう時に感じましたか?
澁澤さん:「どういう授業しているんですか?」と聞かれた時、2年生の時、13人の伴奏を担当していた話をしていたんです。
なつぼっくり:13人!?(絶句)
澁澤さん:この話をしても、あまり頑張りが伝わらないなと感じました…
なつぼっくり:私ならその場で内定を差し上げたいくらいですが(笑)
確かに、知らない人にはその大変さが伝わらないですよね。そういう時はどうやってお話すると良いのでしょう?
澁澤さん:ミュジキャリで相談して「伴奏を担当するのは3~4人が平均なのに、私は13人担当した」という風に他の音大生との差を強調するようにしました。そうすると、面接官の方にも頑張りが理解してもらえたと思います!
なつぼっくり:前提の話をするのって大切ですね!就活をしていると、音大生ならではの大変なこともあったのではないかと思います。音大生ならではの、就活で頑張るポイントってありますか?
澁澤さん:皆さん同じかと思いますが、練習との両立が大変でした。私の場合は、実技レッスンに加え、ピアノ指導の授業があって忙しかったです。
就活をしていく中で、私は就活とピアノを1日の中で細々とやるのは、あまり好きではないと気が付きました。そのため、「この日は1日ピアノを弾く!」「明日は3社面接!」と就活の日とピアノの日は分けるようにしました。
なつぼっくり:自分に合ったやり方を見つけるのが大切ですね!就活をしていて、「音大生で、よかった」と思えることはありましたか?
澁澤さん:面接ではよく、音楽を長年続けてきたという「継続力」を1番評価して頂けました!語学の勉強にも力をいれてきたことを話すと、「楽器に、勉強に、他の人の2倍頑張ってきたんですね」と褒めてもらえたのが印象に残っています。
音大生というだけでもインパクトがあり、今までどのようなことを勉強してきたかなど、面接官に興味を持って頂けることが多かったですし、自分が当たり前にやってきたことが評価されるのは嬉しかったです。
なつぼっくり:音大生は音楽を20年近く勉強している方も多いですが、一般的にそのような方は少ないですよね。就活中、ミュジキャリを使ってみていかがでしたか?
澁澤さん:就活する上で良かった点が2つあります!1つ目は、就活をしている音大生と出会えたことです。「自分ももっと頑張らなきゃ」という刺激を受けました。
2つ目は、自己分析・GD(グループディスカッション)の練習、ES(エントリーシート)添削など、就活対策をして下さったことです。音大生ならではの音楽用語の言い換えなど、ミュジキャリの皆様にはとてもお世話になりました。
なつぼっくり:就活する上で大切な、マインドと具体的な方法の両方を学べるのは、ミュジキャリの特長ですね!
後輩へのメッセージ
なつぼっくり:最後に、進路について考えている後輩音大生にメッセージをお願いします。
澁澤さん:今まで音楽を続けてきた音大生にとっては、就活という新しいことに挑戦することは難しい…不安…と感じる方も多くいると思います。
その不安を解消する為にもミュジキャリの方や、就活を終えられた先輩に話を聞いたりと、周りにも頼りながら、将来どんな自分になりたいのか考えると良いと思います!
私も就活の際は、大学の友達や先輩を頼るようにしました。1人での自己分析も沢山やりましたが、他の人にも自分のことを話すと気づかなった自分の一面を知ることができました。理想の自分に近づけるように頑張ってください!応援しています♪
なつぼっくり:本日は貴重なお話をありがとうございました!
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就活を1人で行わず、周りの人にも沢山相談しながら就活を進められた澁澤さん。お話を聞きながら「就活は演奏と違って、1人で頑張るものではなく団体戦なんだな」と改めて感じました。
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