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エントリーは50社以上!教育実習と就活の両立方法とは? ~音大生の就活体験談 vol. 6~

 
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こんにちは!音大生就活支援サービス「ミュジキャリ」編集部のなつぼっくりです。
今回は、就活を終えた金城学院大学音楽芸術学科の4年生にインタビューを行いました!

「音大からどうやって就職するの…?」「どうやって志望業界を見つけるの…?」など、就活に関して悩みや不安がある方も多いのではないでしょうか?

そんな皆さんに読んで頂きたい記事です(^^)

自己紹介

なつぼっくり:こんにちは!本日は、お忙しい中ありがとうございます。簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか?

谷本さん愛知県の金城学院大学で、ピアノを専攻している谷本美緒です。現在、ミュジキャリの公式メンターとして、23卒音大生の相談に乗ったりイベントに登壇したりしています。大学卒業後は、中古車業界の企業に就職します。

なつぼっくり:ありがとうございます!本日は、就活体験についてお伺いしていきたいと思います。宜しくお願いします!

就活を始めた時期・理由

なつぼっくり:谷本さんが、就活を始めた時期はいつくらいでしょうか?就活をしようと決められた理由についても教えて頂きたいです。

谷本さん3年生の9月頃です。進路を考える前から教職課程も履修していたので、教員と迷っていました。ただ、プライベートも大切にしたいと感じ、両立できる方法を探すようになり、最終的に就活をするのが最適だと考えました。

なつぼっくり:なるほど…!ちなみに、大学院への進学やフリーランスとして活動することは考えられていましたか?

谷本さん留学や別の大学の大学院進学も考えていましたが、自分の力で自立したいという思いが強かったです。「就職しよう」と決めたらすぐに動き出しました。

なつぼっくり:沢山の進路候補の中から、就職を決められたのですね…!すぐに動き出すのは本当に大切なことだと思います。

業界・入社先の決め方

なつぼっくり:就活を始められてからどのように業界を絞っていきましたか?

谷本さん最初は、自分が好きな美容・化粧品業界から挑戦しましたが、なかなか狭き門で断念しました。そこからは好き嫌いに縛られず、まずは興味が持てなくても説明会に参加してみるなど、広い視野で決めていきました

なつぼっくり:私自身も、「興味が持てない=情報量が足りていない」という場合が多かった気がします。どうやって情報収集しましたか?

谷本さん右も左もわからなかったので、大手就活ナビの案内を見て、少しでも興味を持ったらエントリーするようにしました。他にも就活サイトに登録して、就活生がどう考えて行動していたかをチェックするようにしていました。

なつぼっくり:他の人の動きから、今何をすべきか知るのは大切ですね。何社くらい受けられましたか?

谷本さん50から60社は受けました!

なつぼっくり:多いですね…!具体的にはどのような業界でしょうか?就活の軸と併せて教えて頂きたいです。

谷本さん業界は人材、食品、教育(音楽教室の総合職)などバラバラでした!

私は性格が頑固で人から指示されるのが好きじゃないので(笑)、新卒の頃から自分で考えて自分で仕事ができる企業がよいなと思いました。また、ポジティブな性格なので、そこに対して「いいね」と言ってくれる企業が良いと思っていました。

なつぼっくり:私も、自分のことを評価してくれる企業を選ぶのは大切だと思います!今の内定先に入社を決めた理由はなんでしょうか?

谷本さん先程お話した条件を満たしていた上に、ワークライフ・バランスが整っており、仕事をする上でも無理がなさそうだと感じたためです。音楽を続けたかったのもあり、両立できそうなところに行きたいと思いました!

なつぼっくり:働く環境は大切ですね!どのように演奏を続けていきたいですか?

谷本さん:練習を続け、休みの日だけでもピアノ教室で教えていけたら良いなと考えています。在学中にピアノを教えていた時期もあったので、それがまたできたら良いなと思っています!

なつぼっくり:会社員×ピアノ教師…素敵ですね!(お仕事と音楽の両立についてはこちらの記事を参照)

音大生の就活について思うこと

なつぼっくり:就活をしていると、音大生ならではの大変なこともあったのではないかと思います。いかがでしょうか?

谷本さん就活をしていても音楽に関して手が抜けないことです。就活中は本当に忙しく、練習は1日2~3時間とれたら良い方でした。少しでも空き時間ができたらピアノに向かうようにしていました。

ただ、4年生前期の実技試験は、どうしても本番までに仕上がらないと考え、レベルを落としました…曲を変更して2週間で暗譜するのがとても大変だったのを覚えています。

なつぼっくり:そこで曲を変える判断を、きちんとできたのがすごいなと思います!先程教職課程も履修されていたと仰っていましたが、教育実習の時期はどうやって過ごしましたか…?

谷本さん5月末から6月中旬に教育実習があって、とても忙しかったです。就活自体は、解禁の3月に始めていましたが、実習前に内定がとれませんでした。

そんな中で、時間的にも精神的にも余裕はなかったですが、実習終わった後に気持ちを切り替えられるよう、追加でエントリーしたり、ESをひたすら書いたり…という作業は、実習前に終わらせるようにしました。そして実習期間は、教育実習に集中するようにしました!

つぼっくり:メリハリをつけるのは大切ですね!今のお話は、4年生の時に教育実習に行きながら就活しようと考えられている音大生の方にとって、とても大切なお話じゃないかと思います。就活ではどのようなエピソードをお話されましたか?

谷本さん自己PRは百貨店のケーキ屋アルバイトの話をしました。百貨店には色々なお店があり、他の店舗にない強みをセールスする時に、商品をアピールしたり、予算を聞いたり、プレゼント用のものを選ぶのをお手伝いしたりしました。百貨店の繁忙期は「戦場」と言っても過言ではないくらいで、そんな中でどういう風に対応していくかという「対応力」をアピールしました。

また、教職課程の履修を、ピアノとどう両立させたかというエピソードもお話しました。私の学校では教育採用試験対策問題集を3周解いて大学に提出しないといけなくて(汗)
電車とかのスキマ時間にひたすら解いて、練習時間を確保したエピソードのお話をしました。

なつぼっくり:特に2つ目は音大生ならではのエピソードですね!お話する上で気をつけたことはありましたか?

谷本さん緊張しても、自信があるように振る舞うようにしました。先程もお話したようなエピソードでは、「何を」「どのように頑張ったのか」具体的に分かりやすく話すようにしました!

なつぼっくり:初めてお会いする方に伝わるように、具体的にお話するのは大切ですね。就活をしていて「音大生で、よかった」と思えた瞬間はありますか?

谷本さん:自分が音楽とまっすぐ向き合い、打ち込んできたことを面接官にアピールできることです。一般大学の方で、10年以上打ち込んできたものが有る方は多くはないので、差別化できると感じました。

また、諦めずに音楽を続けてきたおかげで、メンタルはものすごく鍛えられました。選考で落とされまくっても、諦めないで最後までやり切ったのは、音楽で培った忍耐力があったからだと思います。

なつぼっくり:素晴らしいですね…!就活中、ミュジキャリを使ってみていかがでしたか?

谷本さんミュジキャリの方々が、本当に熱心にサポートしてくださり、自分にとって最適な進路が見つかりました。

一時期自分に自信が持てず、営業職の選考を受けるのをやめようかなと悩んだこともありましたが、ミュジキャリの存在が背中を押してくださり、全て受け切ることができました。この経験がなければ内定先にも受かっていなかったと思うので、諦めなくて良かったなと感じています。

なつぼっくり:最後まで諦めないのは大切なことですね!

後輩へのメッセージ

なつぼっくり:最後に、進路について考えている後輩音大生にメッセージをお願いします。

谷本さん去年の今頃は、私自身も就活を始めたばかりで、何から手をつければ良いのか分からず困っていました。しかし、ミュジキャリは登録者数が年々増えていて、共に頑張れる仲間が沢山います。他の音大生と情報交換をしたりして、頑張ってほしいです!

また、「就職をする=音楽を諦める」と考えられている方もいるかもしれませんが、就職するからといって音楽をやめるという訳ではないと思います。ご自分に合った、働きながら音楽を続ける方法を見つけられるよう、応援しています!

なつぼっくり:本日は貴重なお話をありがとうございました!

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音楽で培った忍耐力で、実技や教職と両立させながら、就活で結果を残した谷本さん。「音楽で身につけた力は音楽以外でも通用するものなんだ!」と、お話を聴きながら改めて感じました。

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