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「周りに就活している人がいない」そんな状況を乗り越えるための方法とは~音大生の就活体験談 vol. 7~

 
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こんにちは!音大生就活支援サービス「ミュジキャリ」編集部のなつぼっくりです。
今回は、就活を終えた桐朋学園大学の4年生にインタビューを行いました!

「音大からどうやって就職するの…?」「どうやって志望業界を見つけるの…?」など、就活に関して悩みや不安がある方も多いのではないでしょうか?

そんな皆さんに読んで頂きたい記事です(^^)

自己紹介

なつぼっくり:こんにちは!本日は、お忙しい中ありがとうございます。簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか?

皆川さん桐朋学園大学でピアノを専攻している、皆川瑞樹と申します。卒業後は、人材業界のメガベンチャーに就職します。本日は宜しくお願い致します!

なつぼっくり:ありがとうございます!本日は、就活体験についてお伺いしていきたいと思います。宜しくお願いします!

就活を始めた時期・理由

なつぼっくり:皆川さんが、就活を始めた時期はいつくらいでしょうか?就活をしようと決められた理由についても教えて頂きたいです。

皆川さん3年生の1月頃です。私のやりたいことを書き出していた時に、目標を実現させるためには、一度就活を経験して、新卒で社会人になる必要があると考えたためです。

なつぼっくり:なるほど!それまではどんな風に考えていたんでしょうか?どんな目標を持たれているのかも気になります。

皆川さん:1年・2年の時は、就活なんて全く考えていませんでした。ピアノの先生か学校の先生かな?と漠然と考えていたくらいです。

目標についてですが、私の目標は、日本での音楽業界の位置付けを変えることです。具体的に言うと、音楽が日常的に聞こえるような、音楽がもっと人々の身近にある世界を作りたいと思っています。

そのためには、ただ音楽を教えるよりも、自分で世界に発信したり、起業してビジネスを作れる存在になりたいと考えました。そうすると、更に速く音楽業界を変えることができるのではないかと思ったのです。音楽を変えるために、一度音楽の世界を出てみようと思いました!

なつぼっくり:音楽に貢献するために、1度音楽と違う世界に行く…素晴らしい発想ですね!

業界・入社先の決め方

なつぼっくり:就活を始められてからどのように業界を絞っていきましたか?

皆川さん自己分析をして、「人と関わることが好き」ということが分かり、人をテーマにしている業界を中心に見ていきました。主に人材業界と教育業界を見ていました。

企業を選ぶ際は、若手の社員が役職につけているか、企業の業界での立ち位置がトップではないということを重視していました。

なつぼっくり:若手のうちから様々な経験を積めるのは魅力ですよね。業界トップではないところを希望されたのはなぜでしょうか?

皆川さん業界トップじゃないからこそ、上を目指し自分自身が率先して動くことが求められると思ったからです。そのような環境があることで、成長スピードも上がり、早めに自分の価値を見つけ出すことができると思いました。

なつぼっくり:そうだったのですね…!内定先への入社を決められたのはなぜでしょうか?

皆川さんスピード感を持って仕事に取り組むことのできる、圧倒的な成長を掲げている会社だったからです。私は人生でやりたいことが色々あるので、成長スピードが速いに越したことはないと思いました!

また、社員さんの熱量、人柄もあります。OGOB訪問をした時に、それが伝わってきました。OGOB訪問アプリで、人事をやっていない若手社員にお話を聞いてみて決めました。人事は学生に対して良い顔をするものですから(笑)

なつぼっくり:確かに、人事の方は会社の顔として、良い面を見せるのが仕事ですからね…(笑)
特定の立場の方だけではなく、色々な役職の方にお話を聞いてみるのは大切ですね!

音大生の就活について思うこと

なつぼっくり:就活では、どんなエピソードをお話されましたか?

皆川さんガクチカ(学生時代に力をいれたこと)では、大学2年生の時に行ったソロリサイタルのお話をしました。演奏だけではなく、お金の管理、集客などを1人で全部やりきったお話をして、社会に出ても通用することをアピールしました。

なつぼっくり:音大生ならではのエピソードですね!お話する時に気をつけたことはありますか?

皆川さん専門用語はわざと使いました。一般的には、専門用語を使わない方が良いと言われています。しかし、わざと専門用語を使うことで「音楽を本気でやってきたこと」をアピールできると思ったからです。もちろん、その分丁寧に説明も加えてお話しました。

例えば、「ソロリサイタル」とだけ言うのは、音大生には伝わっても、一般の方には伝わりづらいと考えました。そのため、「お金を頂く形で演奏会を行い、1人で2時間近く演奏しました」などと言うようにしました。

つぼっくり:確かに…表現を少しだけ変えるだけで、「何をしたか」というのがはっきりと伝わってきますね!音大生として就活していて、大変だったことはありますか?

皆川さん就活真っ只中の3月末に、本番があって大変でした。やはり、就活期間は結果を出すために、練習量は少し減らしていました。その分、就活のない土日にまとめて練習していました。

なつぼっくり:メリハリをつけて集中するのは大切ですね。他にも、音大生として就活をしていて大変だったことはありますか?

皆川さん情報の少なさですね。周りが就活していない中、一人で戦わないといけませんでした。情報は調べたら色々と出てきますが、どの情報を信じるべきかは迷いましたね。そんな時は、ミュジキャリに頼ったり、内定先のリクルーターの方に相談するようにしました!

なつぼっくり:なるほど…それは音大の特殊な環境ゆえの悩みですね。でも、ご自分で解決策を見つけられていて素晴らしいと思います。逆に、就活中に「音大生でよかった」と思えた瞬間はありますか?

皆川さん:話題が沢山あることです!面接官の方は、自分が知らないことを沢山聞いてくれました。また、熱量を持って頑張ってきたエピソードを話すことができたのも良かったです。音楽を習っていた人は沢山いても、音大生ほど頑張ってきた人は多くはないので、アピールできたと思います。

なつぼっくり:珍しいからこそ、色々と聞いてもらえますし、覚えてもらえますよね!ミュジキャリを使ってみていかがでしたか?

皆川さん「音大生でも就活しようと頑張っている人が、こんなにいるんだ!」と分かって、心の支えになりました!また、業界研究や自己分析の案内が定期的に届いたことで、自分の知らない情報を手に入れることができたと思います。

なつぼっくり:情報量が少ないのをカバーするのに使われたんですね!

後輩へのメッセージ

なつぼっくり:最後に、進路について考えている後輩音大生にメッセージをお願いします。

皆川さん他の人を頼ってください!私が就活をした時は、人に頼ることを躊躇してしまいました。「自分は全然就活のことが分からないから聞けない!」となって人に頼れなくなってしまったのです。

自分で調べる時間があったら、新しい情報やアドバイスを掴み取れたかもしれない、と思います。一人だと何から始めたらよいか分からないと思います。分からないことはミュジキャリの運営の方や、就活で出会った人に沢山聞いてみて下さい。

そして、大学生ではなくなるこの節目の時期。人生を全力で楽しむためにも、自分を信じ、前を向いて突き進んでください!

なつぼっくり:本日は貴重なお話をありがとうございました!

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「音楽界を変えたい!」という思いから就活を始めた皆川さん。音大生の就活は時に、孤独な戦いかもしれませんが、「勇気を出して頼れる人に頼る」ということが大切なのだと改めて感じました。

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